木造住宅の寿命は何年?本当の寿命と寿命の延ばし方(後編)
2020年2月4日 / 住宅の知識
2.本当の住宅の寿命と寿命の延ばし方
前編でお伝えしているように、日本の木造住宅の寿命が30年という数字が間違いということであれば、木造住宅の本当の寿命は何年なのでしょうか。
日本の戸建て住宅で一番多いのは木造住宅ですが、他には鉄骨造や鉄筋コンクリート造も一般的です。税法上で定められた耐久年数は【木造22年/鉄骨34年/鉄筋47年】ですが
実際には【木造30~80年/鉄骨30~60年/鉄筋50~90年】ほどもちます。木造住宅に限らず、全ての建築物の寿命は設計法や日々のメンテナンスによって延びたり縮んだり大きく変化します。
その中でも木造の寿命は特にふり幅が広く、メンテナンス次第で長く暮らせる家にもなるのです。木造は鉄骨や鉄筋に比べて強度や耐久性が低く思われがちですが、実は木は意外と丈夫で長持ちする素材です。
湿気を防いで適度な乾燥状態を維持し、木材の腐敗が無ければ80年~100年経っても住み続ける事は可能です。
最近は技術の向上も進み、さらに長い寿命を保証する木造住宅も増えてきています。また、建物がいくら丈夫であっても建築物を建てる土地の地盤はしっかりしているかどうかも確認しましょう。建築物の耐久年数に大きく関係してくるのが地盤強度です。
その土地の地盤の強度はどうやって調べたらよいか・・・
現在はネットで簡単におおよその地盤強度を調べる事ができます。住所を打ち込むだけで簡単にチェックできます。
地盤サポートマップ
http://www.j-shield.co.jp/1million/cp2.htm早速お住いの住所やこれから購入予定の住所の地盤強度を調べてみましょう。
地盤が悪い土地だと20~30年ほどで建物が沈下してしまう場合があります。
家全体が沈んだり、傾いて基礎が傷むなどして住める状態ではなくなる恐れがありますので、新築購入の際にはまず地盤強度を調べることをおすすめします。戦前より前に建てられた木造家屋は改修工事を重ねて築100年ほど経った今も住宅や店舗や今では古民家宿などとして活躍しています。
木造住宅自体は頑丈で、耐久性も優れています。しかしそれは、こまめにメンテナンスを行った場合に限ります。
住み方、手入れの有無によっては30年もたずに寿命が来る可能性もあるので、木造住宅は長持ちする!と手放しで安心はできません。では木造住宅を長持ちさせるためにはどのようなことに気を付ければよいかを知っておきましょう。
「湿気」と「シロアリ」、この2つが木造にとって大敵になります。
お家の中で水を使う場所といえば、キッチン、お風呂、トイレ、洗面所、大体はこの4つです。この水まわりのトラブルには十分に気をつけましょう。たとええば、給水機や洗面など水漏れや浸水が起きてしまったときはすぐに対応しましょう。また普段から、水まわりはジメジメしないように、日光を当てたり、換気をよくして、湿気がたまらないように心がけましょう。通気を良くし乾燥状態を維持し、雨漏りや浸水を防ぐ事で木造建築の耐久性は格段に上がります。
また湿気が多く水分が多くなった木には白アリが発生します。シロアリは繁殖が早く、目に見えないところで活動するため気づかない間に家の傷みが進んでしまいます。早期発見できれば駆除できますが、発見が遅れると大規模な修繕工事になってしまいます。
防蟻処理をしてシロアリの発生を予防することも大事です。
日ごろから湿気や水回りを気にかけておく事が大切です。
清潔を保って、冬場でも天気のいい時に空気の入れ替えを心掛けて適度な乾燥状態を保つようにしましょう。
このような心掛けは木造住宅の寿命を延ばすだけでなく、家の清潔感を保つ事にもつながります。古民家をリノベーションしたり、これから中古住宅の購入をお考えの方には、このようなお家を長持ちさせる秘訣をぜひ知っておいてください。











