住宅耐震診断の様子
みなさま、こんにちは。住宅診断LABOの藤村です。
本日は耐震診断の様子をご案内させていただきます。
耐震診断では主に「1階・2階の方向別の壁の強さ」「壁の配置バランス」「建物全体の劣化度」を調査していきますが、そのためには表面的には把握しにくいような項目も含め、目視や、項目によっては専門の機器を用いて調査を進めます。
その中でも、建物の構造や建物の健全性がよくわかるのが、天井裏や、床下といったことろです。
天井裏の診断
まず天井裏ですが、こちらは「診断対象の建物がどう建てられたのか」という建築当時の基準や施工の様子を伺うことができます。
使用材料や工法はもちろん、建築年代によって基準が異なる筋交等の固定方法や、柱と梁等を結ぶ結合金物などの様子もよくわかります。
また、耐震診断の数値には反映されないですが、断熱材の使用材料や施工方法などの様子も確認することができ、建物の全体像を把握するには、天井裏は最適な場所といえるでしょう。
天井裏の様子 天井裏を診断中 床下の診断
床下の様子もなかなかのもので、地盤沈下などに影響される基礎の状態や、湿度や換気状況など、現在の建物を取り巻く環境、断熱の基準など、今その住宅が抱えている問題を浮き彫りにしてくれます。「現在の住宅の状態を知りたいなら、まず床下を見よ」ですね。
床下の様子 床下を診断中 ちなみに、こちらの住宅では白蟻の被害もあり、畳をめくると予想以上の侵食が進んでいました。
畳の白蟻被害の様子 その他の診断
瓦などの屋根材の施工方法も、目視で確認することによって、診断にあたっての「建物重量」の判定に役立ちます。当時は多かった土葺きによる工法です。
土葺き(つちふき)とは・・・湿式工法の事で、野地板の上に杉の皮などの下葺き材を敷き、その上に粘土を乗せ、その粘土の接着力で瓦を固定していく工法のことです。
明治から昭和初期にかけて主流でした。「べた葺き」と「筋葺き」に分かれます。瓦 土葺き屋根の様子 ちなみにこちらのお客様の耐震診断結果は、総合評価(「上部構造評点のうち最低の値」)として「0.41」でした。(竣工年月:昭和52年、構造:木造、構法:在来軸組構法)
耐震診断結果の総合評価
耐震診断結果 住宅診断について不明な点やご相談などはお気軽に住宅診断ラボへご連絡ください。


















